天下りとは、高級官僚の再就職のことをいう。公僕すなわち民衆の召使いとして長年仕えてきた高級官僚が、退職後その多大な功績をたたえられ、民間企業や関連団体に席を置くだけで給料が支払われるシステムである。
天下りは、就職難にあえぐ民間の庶民から見ればありえないシステムであり、批判がうずまいているが、天下りを許すも許さないも当の本人しだいであり、官僚は日本人のなかで「自粛」ということを知らない唯一の生き物であるので、改善されるわけもない。第一、官僚からしてみれば、退職後は高額な年金だけで我慢しろなどということになったら「なんのために厳しい受験戦争を勝ち抜いて現在の地位を獲得したのかわからない」と言いたくもなろうというものである。(JPZB)