アマチュアとは、特殊な技能により生計を営んでいるプロフェッショナルに対する言葉で、趣味や遊びの範囲内でその技能を楽しんでいる人を指し、多くが本業で地道に稼いでいるので、中途半端なプロフェッショナルより裕福であり、そのため彼ら中途半端なプロフェッショナル連中がねたみを込めて「アマチュアのくせに」と言いはなつために用いられる言葉である。日本語では「しろうと(素人)」がその意味に近い。
英語のアマチュア(amateur)は、フランス語の「愛好家(amateur)」から来ており、ラテン語の「愛人、愛する人(amatorem)」を語源とする。プロフェッショナルに対する「しろうと」という意味でもすでに18世紀ころから使われているが、絵画や音楽などの分野において「熱心だけれどへたくそね」「金持ちの道楽だからしょうがない」という迷惑なやつらがそのころから増えだしたのだと思われる。(CAS)